益田市公式携帯ホームページ

■歴史を活かしたまちづくり講演会「弔いのかたち」を開催しました

11月5日(土曜日)にグラントワ小ホール(有明町)にて、歴史を活かしたまちづくり講演会「弔いのかたち」を開催しました。

まず、(公財)元興寺文化財研究所副所長の狭川真一先生から、「弔いのかたち〜石にこめた願い〜」と題して講演をいただきました。

五輪塔や宝篋印塔がどのように成立し、それがどのように現在のような墓標へと移り変わっていったか、全国的な事例からわかりやすくご説明いただきました。



続いて、狭川先生の講演を踏まえて、益田市内の石塔の傾向を考える「益田市の文化財の事例発表と講評」を行いました。

石見銀山世界遺産センターの西尾克己先生の司会で、狭川先生と三瓶自然館サヒメルの中村唯史先生に講評していただきました。



発表は、市民の皆さんのご協力を得て進めている文化財総合的把握調査の成果からわかってきたことをまとめたものです。

まず、文化財課の佐伯昌俊が益田市の全体的な傾向について発表しました。ここでは、中世の石塔から近世の墓標への変化や、福光系と呼ばれる石塔群と津和野系(青野山系)の石塔群の分布が主な内容です。

次に、文化財総合的把握調査員の領家哲也氏に、「美都地区の五輪塔・宝篋印塔」と題して発表していただきました。鎌倉後半から南北朝時代にかけて益田氏が本拠を置いたとされる東仙道で、南北朝時代の立派な宝篋印塔が出土していること、中世後期には福光石の宝篋印塔が複数見られることなどを紹介いただきました。

三番目に、市西部の様相について、文化財総合的把握調査員の石橋静子さんが調べられた成果をもとに、文化財課の中司健一が「益田市西部の石塔群」と題して発表しました。ここでは市東部の美都地区とは対照的に津和野系の石塔群がみられること、また江崎近くでとれる尾浦石が入っているとなどを発表しました。



最後に、三人の発表に対して、西尾先生、狭川先生、中村先生から講評をいただきました。

総合的把握調査により、益田市内の五輪塔や宝篋印塔の把握がかなり進み、今回の講演会のような全体的な傾向を議論できる素材がそろってきました。

ただ、これで調査が終わりというわけではなく、今後も引き続き皆さんのご協力をいただきながら、幅広く調査を進めていきたいと思います。引き続きのご協力、よろしくお願いします。



[0]ホームへ
益田市役所
〒698-8650 島根県益田市常盤町1-1
(0856)31-0100(代表)
Copyright © 2015 Masuda City All rights reserved.