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市長室からこんにちは(平成25年2月号)

印刷用ページを表示する 掲載日:2013年2月1日更新

 もうすぐ節分です。

 節分とは読んで字のごとく「季節の分かれ目」のことで、元来は四季のそれぞれにあるものですが、現在ではもっぱら立春の前日、2月3日ごろを指すようになっています。これは、春の到来が一年の始まりと考えられたことから、立春の前日が大晦日のような感覚でとらえられていたことによるそうです。

 節分に行なう行事として、鬼を追い出すために勢いよく豆をまいたり、あるいは恵方巻きを黙々とほお張ったりしますが、どちらも災いを防ぎ、幸運を招くためのものです。昔も今も、健康を願い、幸福を求める人情に変わりはないようです。

 日々の生活の中で、いくら努力しても報われなかったり、その反対に、思いもよらぬツキに恵まれたりすることがあります。運としかいいようのないものの存在、またその影響の大きさゆえに、験をかついだり、縁起が悪いとされるものを避けたりするのでしょう。

 個人の運は、集団の運ともつながります。日露戦争の直前に連合艦隊司令長官に就任した東郷平八郎は、その運の良さを買われたのだという話があります。文字通り国運を賭けた日本海海戦での完勝も、艦隊を率いた指揮官の運が強く作用したのかもしれません。

 このように考えると、市政を適切に執行する本来の責務とは別の意味で、益田市の命運について自分が重い責任を負っているような気がしてきます。

 今年の節分はとりわけ大きな声で「福は内!鬼は外!」と叫びながら豆をまき、南南東の方向を真っ直ぐに見すえて巻き寿司を食べようと思います。