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市長室からこんにちは(平成25年8月号)

印刷用ページを表示する 掲載日:2013年8月1日更新
市長室からこんにちは(平成25年8月号)

 人類の文明は、約50万年前の「火」の使用、つまり木の枝や葉を燃やして暖房、調理、照明などに使うようになったことから始まったとされています。以来、私たちが便利で快適な生活を営むことができるのは、エネルギーをうまく使っているからだと言えます。

 エネルギーは、どういうものから発生するかによって分類することができます。こうした発生源ごとの内訳では、石油、石炭、天然ガスなどの化石燃料が大部分を占めており、その次に、発電などのエネルギーとして一定の割合を占める原子力が続きます。(日本においては福島の原発事故以後、原子力への依存度が大幅に下がっています)

 近年、「新しいエネルギー」への関心が高まっています。太陽光、風力、水力、バイオマスなど、自然エネルギー、再生可能エネルギーとも呼ばれるもので、大きく3つの特長があります。まずは、利用の過程で環境負荷物質(CO2やNOXなど)や放射性廃棄物を生み出さないので自然に優しいこと、次に、繰り返し利用することができるか、あるいは自然界にあふれているので無くなる心配がないこと、さらには、どこにでも存在するのでわざわざ輸入する必要がなく、純国産でまかなうことができることです。

 その反面、いくつか泣き所もあります。たとえば、自然に頼るエネルギーであることから、発生が不安定な場合が多いのが実情です。太陽光は夜間はもちろん曇りや雨の日には届きませんし、風力などは文字通り風まかせです。また、エネルギーの密度が化石燃料などに比べ圧倒的に低いため効率が悪く、利用する際のコストも割高です。

 旧来型のエネルギーに強く依存する現代社会ですが、その限界も見え始めています。新しいエネルギーにシフトしていく必要性から、政策的に誘導する取組みも始まっています。今後、国などの施策にうまく適応しながら、資源を循環利用する仕組みづくりやコンピューターの利用によるエネルギー自給自足体制の確立を目指し、この地域に新しい産業をおこすことで、雇用と活力を生み出していきたいものです。