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市長室からこんにちは(平成26年12月号)

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年1月1日更新

 コートの襟を立てさせる木枯らしは、つい先日までの夏の暑さを記憶から遠ざけますが、それでもなお地球の気温がじわじわと上昇しつつある現実までは消え去りません。そのためかどうか、12月は「地球温暖化防止月間」となっています。

 地球温暖化の意味は単に温度計の示す数値の上昇に止まりません。豪雨や暴風の頻発など近年の異常気象の要因とされ、さらに海面上昇、生態系の変化、農業や漁業の減産など広い範囲で深刻な影響を及ぼします。

 地球の気温は大気の状況に密接に関係します。仮に地表から発せられた熱が丸ごと宇宙に放出されたとすると世界は氷点下19度の極寒になると推定されていますが、実際には大気の中に含まれる「温室効果ガス」と呼ばれる気体が放射熱を蓄積する結果、人類を含む多くの生物にとっての適温である14度になっているのです。

 数種類ある温室効果ガスの中で、量的にも実際の影響の面でも大半を占めるのが二酸化炭素です。現代文明の恩恵である便利で快適な生活は、石油、石炭、天然ガスなどの化石燃料を大量に燃やして得られた巨大エネルギーに支えられており、膨大な量の二酸化炭素を発生させています。このようにして増加し続けた温室効果ガスの量が適正水準を超えてしまい、全体のバランスが崩れている状況が地球温暖化にほかなりません。

 益田市では、益田市地球温暖化対策実行計画を策定し、省エネルギーに取り組んでいます。この計画は市民や市内企業に対して啓発を行う一方で、市役所もみずからエネルギーを消費する一事業者として、二酸化炭素の排出量を計画的に削減しようとするものです。

 忘れてはならないのは、地球温暖化による被害がより深刻なのは現在世代ではなく将来世代であることです。今我々が若干の不便と不快を分かち合うことが、住みやすい地球を子孫に残すことにつながります。ちょっとした決意から、日々の実践を始めようではありませんか。