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市長室からこんにちは(平成26年5月号)

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年5月1日更新

 5月5日は「こどもの日」です。国民の祝日に関する法律によれば、「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」ための日とされています。

 子宝という言葉があるように、子どもの存在そのものが親にとって、そして地域社会にとって、貴重な財産であり、未来への希望だといえます。夜遅くに帰宅したとき、子どもの寝顔を見て、一日の疲れが吹き飛んだ経験は、多くの親御さんがお持ちのことでしょうし、外で遊び回る子どもの声を耳にすると、自分まで若返ったような気分になるお年寄りも少なくないと思います。

 柿本人麻呂に次ぐ万葉の代表的歌人の一人、山上憶良(やまのうえのおくら)の歌に「銀(しろがね)も金(くがね)も玉も何せむに勝れる宝子にしかめやも」というのがあります。金や銀や宝石よりも優れた宝、それは子どもである、という意味ですが、万葉の昔から、いやそれ以前から、日本では子どもが宝物のように大切にされていたことがうかがわれます。江戸時代末期に来日した欧米人の多くも、日本人が子どもを可愛がり、大切にしていたことに驚きつつも、微笑ましいこととして紀行文に書き残しています。

 本年度から実施している『人口拡大計画』においては、人口の増加要因を様々な視点から分析していますが、特に力点を置くべき切り口の筆頭に「子育て世代に手厚く」を掲げています。出生率アップのためにも、子育てに奮闘する若い方々を、特に経済面で支援したいと思っていますが、その前提として、子どもを大切にする親の思いに寄り添うことが何よりも大切であると考えています。

 ところで、冒頭に紹介した「こどもの日」の法律上の趣旨が「親に感謝」ではなく、「母に感謝」とされていることからしても、つくづく母親の偉大さには父親はかなわないものだと感じてしまうのは私だけではないと思うのですが、いかがでしょうか。