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市長室からこんにちは(平成27年6月号)

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年1月1日更新

 今年度策定する総合戦略には新たな視点を加えると先月のこの欄に記しました。今回はその一つ「ひとづくり」の視点について述べることとします。

 「松下電器は人をつくる会社です。あわせて電気器具もつくっております」経営の神様と呼ばれた松下幸之助氏は、松下電器産業(現パナソニック)の創業当初から、得意先から何のメーカーか尋ねられた場合このように答えることにしていたそうです。高品質の製品づくりも、行き届いたサービスの提供も、業務を担う人材の能力と意欲次第といえ、企業において人材育成は常に最重要事項です。まして、地域の活性化と住民福祉の向上に任じ、教育を重要事業の一つとする地方自治体においてはなおさらといえます。

 「ひとづくり」において、特に重視したい分野が3つあります。まずは、故郷に愛着と誇りを持つ子どもを育てるふるさと教育です。将来益田を舞台に持てる力を発揮しよう、あるいはその機会を自ら創りだそうという志を育みたいものです。

 次に、適切な勤労観と職業選択に必要な知識や能力を形成するキャリア教育です。学校など人材を育成する機関と、企業など人材が活躍する場との連携が深まれば、学ぶ目的と目標が明確になり学習意欲が高まるという教育上の効果に加え、企業にとっては有望な人材の早期発掘という利点も期待できます。

 そして、学力向上です。本市の小中学校の学力調査の結果や進学の状況は県内でも高い方とはいえません。ただ、学力は一朝一夕に上がるものではなく、表面的な数値を追う短期的施策よりも、底堅い定着を図る粘り強い取組が大切です。

 私が掲げたい本市の理想像は「ひとが育つまち益田」です。これまでも、この地で教育を受け、各界で大活躍されている方が多数おられますが、益田からさらに多くの人材が輩出することで、人を引き付け呼び寄せる魅力が高まります。その意味で、「ひとづくり」は人口拡大にもつながるのです。