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市長室からこんにちは(平成28年4月号)

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年2月23日更新

 新しい益田市立高津学校給食センターが、この4月に供用開始となります。老朽化した旧施設建て替えが急務とされてから、実に長い年月と紆余曲折を経ただけに感慨もひとしおです。

 多くの日本人にとって小中学校時代の思い出の一つでもある学校給食は、その起源をたどれば、明治22年という遠い昔、貧困家庭の欠食児童への対策として始まったものです。第二次世界大戦後には、日本中が大変な食糧不足に陥りましたが、海外からの援助も受けた学校給食が児童・生徒に栄養を補給し続けました。パンとミルク中心のメニューが、それまでの日本人の食生活を一変させたとも言われるほど、学校給食は我が国に大きな影響を及ぼしました。

 「飽食の時代」になると、学校給食には、食育や地産地消などの意義や目的が加わるようになります。益田市においては、平成25年度に学校給食における地産地消推進連絡会議を設置しました。行政はもちろん、民間事業者にも参加していただき、地産地消率の向上のために具体的な連絡調整を行っています。美都学校給食調理場についても今後改修を進めますが、これに先行し美都地区における地産地消推進会議を発足させました。また、平成27年度から完全米飯化(週5日すべて米飯給食)に踏み切りましたが、これには和食への回帰だけでなく、米価が急激かつ大幅に下落したことを受けコメの地元消費を増やそうという目的もありました。

 学校給食の歴史をふり返ると、大切な子どもたちにはしっかりとした食を与えたいという大人の配慮と期待がかいまみえてきます。新施設においても、山・川・海そして太陽の恵みをもっともっと食材に取り入れ、安全安心で美味しい食べ物を児童・生徒に届けていきたいと考えています。たくさんの思いがこもった学校給食によって、明日の益田市を担うこどもたちがすくすくと育ち、そして食に対する感謝の念とふるさとへの愛着がさらに深まっていくことを願っています。