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市長室からこんにちは(平成29年1月号)

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年12月20日更新

 平成29年1月6日からの3日間、グラントワ・カンタートという歌の祭典が開催されます。最終日の8日にはフレンドシップ・コーラスコンサートが行われ、国内の合唱団に加え、海外からのゲストとして、中国の寧波市から寧波大学芸術学院の合唱団が出場されます。

 寧波市と益田市は平成3年に友好交流議定書を締結しました。益田を終焉の地とする室町時代中期の画聖・雪舟が明国を訪問した際に、寧波の天童寺で僧堂の首座に就いたことに由来する交流です。天童寺は中国禅宗の最高峰である五山の一つで、雪舟以前にも曹洞宗の開祖・道元や臨済宗の開祖・栄西が修行を積んだ由緒ある古刹であり、日本禅宗のルーツの一つともいえます。寧波市には、益田市以外にも交流している日本国内の自治体がありますが、雪舟に関連して友好関係を有するのは益田市だけです。この事実は益田市が雪舟ゆかりのまちとして別格であることを裏付けるものです。

 天然の良港を持つ寧波は、古くは明州や慶元と呼ばれ、日中交流史に度々登場します。大海原を渡った遣唐使が上陸し、鑑真や阿倍仲麻呂が日本を目指して船出し、元寇の際には大軍が出港し、はたまた勘合貿易の拠点ともなり、ときには倭寇が侵入した港でもありました。現在も中心部人口だけで2百万、市全体では7百万を超す中国有数の港湾都市として栄えています。

 ちょうど議定書締結25周年の節目にあたる今年度、寧波市との交流は活況を呈しています。9月に寧波市で開催された日中韓アマチュア囲碁大会において益田市の棋士4名は熱戦のうちに親交を育まれ、10月の萩・石見空港マラソン全国大会では寧波市の代表選手8名が市民の声援を受けながら沿道を走破されました。そして、新春早々の大ホールに響き合う歌声は新しい友情をつむぎだしてくれることでしょう。

 今後も寧波市とは、観光客の往来や特産品の輸出入、文化・スポーツの交流などにおいても、より多面的で強固な友好関係を構築したいと願っています。