住民の防災上の心得について

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年1月1日更新

住民の防災上の心得について

1.台風に対する心得
(1)一般家庭の災害対策
  ア.台風等が近づく前の準備
  (ア)ラジオ・テレビ気象予警報、情報ならびに防災上の注意事項をよく聴視して、その内容に応じた対策をたてる。
    台風が近づくと深夜でも気象情報等が放送されるので、台風の位置や、進路予想や、暴風雨圏をたしかめるように
    する。
  (イ)停電にそなえて懐中電灯・ローソク・携帯ラジオ等を用意する。
  (ウ)いざというときの避難場所を確認しておく。
  (エ)隣り近所の人との連絡方法を決めておく。
  (オ)洪水や高潮の警報・避難命令などがどういう経路で自分のところに伝達されるか、よく確かめておく。
  イ.台風が近づいてきたときの準備
  (ア)飲料水を容器に入れて用意しておく。
  (イ)大工道具を出しておく。
  (ウ)洪水や高潮の危険がある地域に住んでいる人は、避難時の準備として次のものを用意しておく。
    A.食料2~3食分と飲料水
    B.ロープ又は帯
    C.下着1~2着
    D.1.5m程度の竹または棒
    E.重要品・貴重品・印鑑など
  ウ.台風が襲ってきたとき
  (ア)水害のおそれがある時は、次のようにする。
    A.畳は高い台の上に積み重ねること。
    B.たんすは引出しをぬいて高い所へおくこと。
    C.押し入れの下段のものはできるだけ上段へ移すこと。
    D.電気・ガス・その他の家財道具の処理をすること。とくに火の元はかならずきっておくこと。
    E.学用品の保存に注意すること。
  (イ)大雨が長く続くと地盤がゆるみ、崖くずれの起る危険があるので十分注意すること。
  (ウ)堤防や護岸の近くに住んでいる人は、川や海の水かさに注意すること。
  エ.避難するときの注意
  (ア)平素から避難場所と安全な道順をよくおぼえておくこと。
  (イ)市長から避難準備の勧告や指示があったら、何時でも避難のできるよう準備すること。女子・子供・老人・病弱
    者は早目に避難させること。
  (ウ)避難命令が出たら、まず火の始末をし、戸締りを完全にすること。
  (エ)携帯品としては、非常食糧(少くとも2食分程度)飲料水・医薬品・貴重品・認め印・現金・着がえの衣料、夜
    間には懐中電灯が必要である。
  (オ)頭には帽子・頭巾・ヘルメットなどの防具をつけて、できるだけ衣類でおおうようにすること。(素足や裸は危
    険である。)
  (カ)単独行動はさけ、責任者を中心に老人や子供を先にして、家族または隣り近所そろって避難するようにすること。
    また浸水地域から避難する場合には、誘導者の指示に従い、水にさらわれぬようにロープや紐でつなぐことも必要
    である。
  (キ)避難の指示はサイレン・半鐘・防災行政無線等によるほか、伝令やラジオ放送によって行なわれることになるの
    で、十分注意するとともに近隣にも伝えることが必要である。
  オ.台風下の行動について
  (ア)外出するときは、目的・行き先・経路・帰宅予定時刻等を知らせておくこと。
  (イ)2人以上の場合は、お互いに手をつなぐとか、ロープや竹ざお等で連絡して歩くこと。
  (ウ)こわれそうな塀などのそばを通るときは、下敷きにならないよう塀から離れて歩くこと。
  (エ)道に沿って川や池がある場合は、風に吹きとばされないよう風上の側へ寄って通ること。
  (オ)嵐の中では、お亙いの声がなかなかとどかないので、指導者はメガホン携帯用拡声機等を用意しておくこと。
  (カ)夜間には懐中電灯等が必要であるが、このような道具はできるだけ身につけておくようにする。
  (キ)水びたしになって一面海になったときは、知らない道は決して一人歩きしないこと。
  (ク)泳ぎに自信があっても、木材や畳がどんどん流れてきて危険なので注意すること。
(2)台風時の風に対する対策
  ア.屋根   カワラぶきの場合は、風向きの軒先、南東の側の妻カワラ・棟カワラ・裏側の棟に近いカワラはよくめ
      くれるので十分調べてしばったり、風の入りそうな所にはシックイをつめるなどの手当が必要である。
       トタン屋根のときは、その止め方を十分調べて止めクギの少ないものは亜鉛クギを増してしっかりさせてお
      くようにする。
  イ.窓出入口   窓出入口は十分注意しなくてはならない。伊勢湾台風でも効果のあったものは、しっかりした雨戸
      であった。すべての戸が一つになってはじめて効果があるので、一枚はずされたら吹き抜けるような反対側の
      雨戸を開けないと屋根などを吹き飛ばされて思わぬ被害を受けることがある。戸は「印ろうじゃくり」これが
      ないときはカンヌキをつけてしっかりしばるようにする。ガラス戸のところは特にガラスとサンの取付けを調
      べる必要がある。ガラスのはめ込みが少なくはずれかかっているときは危険だから取替えておいた方がよい。
  ウ.カベ   建物の南東の妻カベ、軒裏の小カベが多く被害を受けるので、芯まで土カベでなく、モルタル塗りに防
      水剤の入った「リシン」を用いて補強する必要がある。板カベのときは下地のサンがあらいと板の止め釘が少
      ないと風にもぎはがされることがある。風圧は押しつけるだけでなく、逆に引っ張る力も働くことを忘れては
      ならない。
       釘がゆるんで浮き上ったり、とめ釘の少ないもの、下地のサンが浮き上っていないかを注意してみる必要が
      ある。
  エ.へい   最近ブロック造りのへいが多いが、必ず鉄筋を入れること。木製のものは柱に支柱を立て、なるべく風
      の吹き抜ける隙間を入れた方がよい。

2.地すべりに対する心得
(1)地すべりの原因
  地すべり地帯は、地質的に脆弱である上に風化作用によっていわゆる粘土が生成されているが、これに豊富な地下水が
 作用して、水の通りにくい異った堅い地盤の上で地すべりが誘発される。自然的な原因としては、降水地下水・地震など
 で、人為的な原因は、道路の盛土・切取りなどが挙げられ、これらの作用がある場合は、間接的にまた直接的な原因とな
 るのであるが、このなかで大きな影響を与えるものは降水や地下水の作用である。
(2)地すべりの予知と予防
  地すべりの起る前には、次のような現象がよく起る。
  ・地下に住む小動物が家屋内にはい上る。
  ・井戸水・湧き水・溜池等の水が急にかれる。
  ・水田の水保ちが悪くなる。
  ・地すべりが起る前木の根がさける。
  ・地すべり凹地の上方の急傾斜地面に亀裂が生ずる。
  ・地すべりの起る数日前、山肌の岩石がボロボロ崩れ落ちる。
  以上の状態になれば地すべりは近いと考えなければならない。したがって地すべり、山崩等の危険のあるところに住ん
 でいる人は豪雨・大雪・地震等の際は特に注意を怠ってはならない。不幸にして地すべりや山崩れが発生したときは、土
 砂の流れの方向と直角の方向で安全なところにすみやかに避難できるように不断から準備しておく必要がある。

3.積雪に対する心得
(1)雪が屋根に積り、特にしめり雪の場合の重さは、大変な重量であるので屋根や柱の補強を行なうこと。
(2)比較的急な傾斜(約30度以上)を背後にしているような家屋は、外気温が昇り出した場合は十分注意すること。
(3)春先急に外気の温度が昇ると融雪は短時日のうちに促進され、河川の洪水を起こすことがしばしばあるので十分注意
  すること。
(4)地すべり常習地帯においては、気温の上昇に伴い融雪水が地下に滲透して今まですべることを停止していた地面が急
  に動き出すことがあるので、戸・障子の建てつけ、壁等の亀裂等に注意を払うこと。

4.大地震のときの心得
(1)大地震のときは、まず丈夫な家具などに身を寄せる。
  大地震が起ったら、まず丈夫な家具などに身を寄せて、あとの行動を考える。あわてて逃げ出してはいけない。木造家
 屋の二階は一階よりも危険度は少ないから無理に降りることはない。階下でもすぐ安全な空地に避難できる場合は別とし
 て、あわてて戸外に逃げ出すとかえって危険な場合が多い。家の中では丈夫な家具に身を寄せるか、机やベットの下にも
 ぐるか、柱の多いところに居るのが比較的安全である。ただ家具類は、転倒したり移動しないように平常から固定してお
 くことが肝要である。
  防災上注意を要する危険な建物や、老朽または構造上から弱い建物は十分注意を要する。
(2)1分過ぎたらまず安心
  「大地震のときは、普通はげしい上下動からはじまり、家を破壊したりするような震動が継続する時間は大体1分前後
 とみてよい。したがって1分過ぎたら地震の直接の危険は過ぎたと考えてよい。なるべく早く落ち着きを取りもどし、火
 元の注意・家族の安全をたしかめ、身辺のことを片付けるなど適切な活動を開始するよう心がけるべきである。
(3)なによりもまず火の始末を
  地震と感じたら、なにをおいても火の始末をすること。大地震のときは消火が困難であり、それに火元が多い。これに
 加えて動力はとまり水道管は切れて水道がとまり、消火用水が得られず、家屋倒壊のため消防自動車が出動できなくなり
 大火災になる恐れが多い。
  石油ストーブ・ガス器具など倒れないように工夫するとともに地震のときは、すぐ消しておくことが肝心である。
  また避難する場合には、ブレーカ一を切ることも大事である。これは停電したと思っても、電気が復旧した際に、地震
 で断線したところがショートし、火災となる危険性がある為です。
  学校・研究所・薬局・発火性の薬品や油類のあるところでは平常から取扱いに注意し、消火の用意や消火の訓練をして
  おく必要がある。
(4)人命救助は消火が第一
  大地震の際、火を出さないようにすることが第一であるが、火が出たらすぐ消しとめることが人命を救うためにも最も
 大切なことである。
  倒壊家屋の下敷になっている人を救い出すにも火事が出てはどうしようもない。
  大きな荷物をもって避難することは危険である。関東大地震の際、各所に起った大きな惨事は、荷物に火が燃え移って
 生じたものが多い。
(5)あわてて戸外にとび出すな
  屋根瓦や窓ガラスの破片など頭上への落下物が多いのであわてて外に出ることは危険である。逃げる場合はフトンなど
 をかぶって出ると良い。ハダシでとび出すことは危険である。大地震のときなど手前勝手に逃げ出すと群集のもみ合いで
 大事をひき起す危険があるので注意を要する。
(6)山地では山くずれ傾斜地では崖くずれに注意
  大地震のとき、山地では雷鳴のような音とともに山崩れを起し、ことに谷にそっては上流から土砂が流れ、その通路に
 当るものすべて洗い去ることがあるので、谷間に住む人はふだんの山崩れに注意し、いざというときは両岸の斜面に兆げ
 るのがよい。
  過去に地すべり、山崩れのあった所や、最近人工的に傾斜地をきりくずして造られた土地や急な斜面に造られた石崖な
 ど十分注意が肝要である。
(7)海岸では津波、低地では浸水に注意
  津波は大地震勃発後10~30分で海岸におし寄せることが多い。津波の襲来する危険のある海岸には、ラジオ・テレビ
 等で津波警報が伝えられるので、すみやかに高い所に避難するようにし、警報が解除されるまでは危険地区に近寄っては
 ならない。
  過去に津波の体験をした海岸地方では、警報が出ていなくても大地震があったら海面の変化に注意し、異常が認められ
 たら直ちに避難するように心掛けることが肝心である。
  海岸に近い河川沿いの土地でも津波に対する注意をすること。一般に低地では河川堤防が破壊されたり、地震・地すべ
 りのために川がせきとめられて浸水することがあるので注意が必要である。
(8)確実な情報に従い、余震をおそれるな
  大地震のあと混乱に乗じ、余震や津波の来襲や、その他の人々を不安にするようなデマが飛ぶことがあるので、各人が
 十分注意することが肝心である。
  地震・津波・余震などの自然現象の推移については気象庁・気象台・測候所から情報が発せられ、また市の災害対策本
 部から適切な情報や指示事項がなされるはずであるから携帯ラジオ等によって、それらの情報を受け、これによって行動
 することが必要である。
  大地震のあとでは余震が続くことが多いが、本震よりは規模が小さいのが原則であり、やたらにおそれることはない。
(9)狭い路地・塀のわき・崖ふちをさけよ
  狭い路地や塀のわきに近寄ると、家が倒れてきたり、瓦などの落ちる心配のない戸外に出ても塀が倒れてケガをしたり
 するので注意を要する。とくにブロック塀は危険である。
  崖や川べりには平行して地割れが起ったり、地すべりが起るのでさけること。鉄道や道路など人工的に土盛りしている
 ところへ荷物を運んだり避難するのは危険である。
(10)秩序をまもり、衛生に注意、われがちの行動は混乱のもと
  大地震のときは、上下水道が破かいされたり、電気・ガスがとまったり、交通・通信の障害が起ったり、低地では浸水
 したり、いろいろな事態が一時に生ずる。このような状況下では衛生状態も悪く伝染病など、種々の混乱や不便が起るお
 それがあるので、各人が理性のある行動をとることが必要である。
  災害時には、とかくわれがちの行動をとりやすいが、これは混乱を起すもとであるので大いに慎しまなければならない。
 とくに避難などのため交通の混乱を起すような行動は避けるべきである。大地震のような事態では、各人が秩序をまもり、
 力を合わせて不幸を最小限にとどめるよう努めることが大切である。
(11)不意の地震に日頃の用意が大切
  (ア)携帯ラジオ・懐中電灯・ローソク類の用意
  (イ)飲み水・消火用水の用意
  (ウ)家具類の固定・発火危険物の始末
  (エ)非常時の避難方法は日頃より
  携帯ラジオ・懐中電灯・ローソク・マッチはいつも決った場所に非常袋にまとめておき、とっさの場合すぐに持ち出せ
 るようにしておくことが大切である。
  非常時の避難方法・逃げ道・逃げ場所などはよく研究しておくことが必要である。

5.災害時において家庭に準備すべきもの
(1)照明用具 ヒモをつけた懐中電灯・ローソク・マッチ・ライター
(2)大工道具 金ヅチ・ノコギリ・ペンチ・クギ・ロープ・針金・根切れ・竹ざお・ナイフ
(3)食料 飲み水・水筒・パノ類・かん詰・レトルト食品
(4)炊事道具 七輪(コンロ)・木炭・卓上コンロ(予備のボンベ)・固形燃料
(5)応急医薬品 マーキュロ・リバノール・メンソレターム・脱脂綿・包帯。バンソウこう
(6)容器類 風呂敷・リュック・ビニール袋
(7)情報手段 地図・鉛筆・携帯ラジオ
(8)その他 ヘルメット・頭巾・座布団・貴重品類


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