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市長室からこんにちは(平成31年1月号)

印刷用ページを表示する 掲載日:2018年12月21日更新

 20世紀以降の情報技術の進歩は、個人の生活と社会の様相を大きく変えてきました。映像と音声を電波に乗せてお茶の間に届ける「テレビ放送」、大量の情報を高速かつ正確に処理し記憶する「コンピューター」、地球の裏側の出来事をも即時に伝える「衛星放送」、世界中を情報通信網でつないだ「インターネット」、通話、撮影、ネット接続が指一本で可能な「スマートフォン」。いずれも世に出た当初は衝撃的でしたが、普及してしまうとすっかり日常に溶けこんでいます。今後生み出され、広まっていく技術もまた同様の道筋をたどることでしょう。

 近未来の都市では、各家庭の電化製品や自動車、公共施設や事業所など多種多様なモノと場所が接続し大幅な自動化や省エネルギー化が実現するとされています。この「スマートシティ」を支える重要な基盤となるのが「モノのインターネット」と訳されるIoTです。

 益田市では、直面する様々な行政課題の解決という観点からIoTの実証実験に積極的に関わっています。平成30年10月に開始した「スマートヘルスケア推進事業」はその一つで、市役所を含む複数の事業所の従業員の皆さんから血圧などの健康データを日々サーバーに送信していただくものです。個人の病気予防に役立てるだけでなく、蓄積されたデータの分析結果と病気の発生との関連性を研究し、医学の進展と医療費の削減につなげる狙いもあります。

 この事業の際立った特徴はその背景にあります。すなわち、地元の医師会や病院など医療関係者の理解と協力を得て進めていること、島根大学医学部による医学研究と並行するものであること、民間企業による高機能な機器の無償貸与により可能となったことです。まさに、今年度の益田市の基本方針である「連携の進化(深化)」を具現化する取組です。

 IoTに関しては今後さらに分野を広げ、積極的に取組む考えです。新しい技術を活用して地域課題の解決を進めるとともに、この益田の地からどこよりも早く次の時代の世界標準を発信するという壮大な夢も描きつつ進めていきたいと思います。