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市長室からこんにちは(令和元年7月号)

印刷用ページを表示する 掲載日:2019年6月25日更新

 四方の守護神である四神のうち、東の「青龍」と西の「白虎」はすでに紹介しました。今回は南を司り、季節では夏に相当する「朱雀」について書きます。


 平城京や平安京において「朱雀門」といえば、天皇のお住まいである大内裏の南側の正門として最重要の門でした。また、この朱雀門から南に伸びる道路を「朱雀大路」といい、都の中央を一直線に縦断するメインストリートでした。

 朱雀は古代中国の五行思想では「火」に関連するとともに、伝説上の瑞鳥(めでたい鳥)である鳳凰ともしばしば同視されます。そして、龍とよく似たドラゴンが別にあるのと同様、朱雀や鳳凰に酷似する架空の鳥として西洋には「フェニックス」があります。フェニックスは、死期を悟ると自ら火中に飛び込み、一度灰になってから蘇生するとされ、「不死鳥」とも呼ばれます。こちらも赤い火と関連する点が興味深いところです。

 私事ながら、「赤」には何かとご縁があります。一つは郷里や母校との関連です。徳川四天王の筆頭ともされた彦根藩初代藩主の井伊直政、およびその子直孝は極めて勇猛な武将で、常に徳川軍の先鋒を務め、戦場では鎧兜も幟旗もすべて赤く染めたことから「赤鬼」と恐れられました。その後、井伊家は譜代としては群を抜く35万石の大名として代々幕閣の重鎮となり、幕末に開国を断行した井伊直弼など数人の大老を輩出しました。

 これらにちなんで、彦根藩校の流れをくむ母校の滋賀県立彦根東高校では、時代の先駆者となる果敢な精神を「赤鬼魂」と称し、これを校訓としました。近年、硬式野球部が全国大会に出場する度、応援団が甲子園球場のアルプススタンドを真っ赤
に染め、注目されました。


 さらに言えば、私が学んだ大学は「淡青」つまり水色をスクールカラーとする一方、「赤門」でも有名です。ついでながら、4年に1度の夏の活動においても赤をイメージカラーとして市中を駆け回ります。

 昨年の夏は例年にない猛暑に見舞われましたが、しばらくは暑い夏が続きそうな気がします。