スクモ塚古墳(久城町)は島根県最大の前方後円墳とわかりました!
スクモ塚古墳は、昭和16年に円墳(造り出し付)として国の史跡に指定されました。しかし、その後も円墳(造り出し付)説と前方後円墳説が併存したまま今に至っていました。そこで益田市教育委員会では、古墳の形や、古墳の範囲を把握し、適切に史跡を保護するため、発掘調査を平成28年度から令和4年度まで実施しました。
これまでの調査結果を整理・検証したところ、1.最初に地山を前方後円形に削り出している、2.その上全体に盛土がなされている、ことが確認でき、前方後円墳を意図して築造されていることがわかりました。また、古墳の裾の位置から、全長約96mの規模であることもわかりました。加えて、これまで5世紀代の築造と考えられてきましたが、出土した円筒埴輪から4世紀後葉(古墳時代前期末~中期初頭)に造られたこともわかりました。
これらのことからスクモ塚古墳は、島根県最大の前方後円墳であることが判明しました。
県内最大の規模を誇るスクモ塚古墳を、この機会にぜひご見学ください。

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更新日:2022年12月01日