し尿処理のフロー

更新日:2023年04月05日

フロー図

受入・貯留設備

収集されたし尿や浄化槽汚泥を計量・貯留する設備です。し尿と浄化槽汚泥は貯留槽に一旦貯められ、汚泥処理設備へ定量的に送られます。

トラックスケール

家庭から運ばれてきたし尿や浄化槽汚泥をトラックスケールで計量し、銘柄、収集地区、業者等を分類し、自動集計します。

沈砂除去装置

し尿や浄化槽汚泥に含まれている小石や砂を沈砂除去装置で取り除きます。

汚泥処理設備

受入・貯留設備から送られたし尿と浄化槽汚泥は、主処理設備で発生した汚泥と合わせスクリュープレス脱水機で脱水処理されます。脱水汚泥はホッパーに貯留し場外搬出、ろ液は第1反応槽へ送られます。また、脱水汚泥は燃料として再利用され、循環型社会の実現に貢献しています。

汚泥脱水機

目詰まりしにくくメンテナンスの容易なスクリュープレス脱水機を採用しています。最適な凝集薬剤の使用及び運転調整により、含水率70%以下を実現しました。

主処理設備

高濃度に保たれている活性微生物群によって、汚濁物質を99%以上取り除く処理の中心設備です。高負荷凝集活性汚泥システムであるスミスラッジシステムの採用により、活性汚泥処理の固液分離と凝集分離処理を一つの沈殿槽で行います。スミスラッジシステムではBOD、窒素だけでなくCOD、リン、SSも同時に処理します。

第1反応槽

微生物の力を最大限に活用する高深度反応槽と高効率曝気装置の組み合わせにより、脱水ろ液中に含まれるBOD、窒素を効率よく取り除きます。運転は自動制御され、常に微生物が活動しやすい快適な環境を保っています。

高速凝集沈殿装置(スミシックナー)

第1反応槽で一次処理された液は、脱気槽とpH調整槽及びスミシックナーで凝集薬剤を添加され、沈降分離しやすいフロックを形成します。形成したフロックを含む液はスミシックナーで固液分離され、COD、リン、SSはここで取り除かれます。

高度処理設備

主処理設備の処理水中に残るわずかなCOD、色度成分を除去する設備です。

ろ過塔

スミシックナー処理水中に残るわずかなSSを砂とアンスラサイトで構成されたろ過層で取り除きます。

活性炭吸着塔

砂ろ過塔処理水中に残るごくわずかなCODや色度成分を活性炭に吸着させ取り除く仕上げ処理を行います。

消毒・放流設備

全ての水処理工程を終えた処理水に対し、滅菌処理を行い、安全な水として放流する設備です。

接触槽/放流水槽

活性炭処理水に強力な酸化力を持つ塩素剤を注入して滅菌処理します。また、自動サンプリング設備で放流水質を確認して放流します。

脱臭設備

処理の各工程で発生する臭気を「高中濃度」と「低濃度」の濃度別に捕集し、それぞれに適した処理設備を設け、センター外へ臭気の放出が無いよう脱臭処理しています。

「高中濃度」脱臭設備

アルカリ・次亜塩素酸ソーダを用いた湿式酸化触媒塔で洗浄し、活性炭吸着塔で吸着処理を行います。

「低濃度」脱臭設備

受入室やポンプ室等の低濃度臭気を活性炭吸着塔で吸着処理を行います。

この記事に関するお問い合わせ先

久城が浜センター
〒698-0001 島根県益田市久城町1199-1
電話番号:0856-22-1143
ファックス:0856-22-1143

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