『電力リバースオークション』の試行結果について

更新日:2023年04月25日

益田市×エナーバンク 益田市クールチョイスPRキャラクター

電力契約に係る『リバースオークション』を試行しました!

益田市では、契約の見直し、入札等により、公共施設の電力コストの削減を図っています。
また、COOL CHOICEや施設照明のLED化事業など、温暖化対策の取組みも進めてきています。

この度、令和3年2月1日から2月19日の間で、電力コスト削減と温暖化対策の同時実現を目指す取組みとして、『リバースオークション』の方式による契約の見直しを試行的に実施しましたので、その結果を公表します。

リバースオークションとは?

リバースオークションとは、「競り下げ方式」と呼ばれ、参加者が1度だけ条件提示ができる通常の入札による調達方法と異なり、定められた期間内であれば、最低の価格を確認しながら、何度でも条件提示を行うことができるというものです。

リバースオークションの結果

今回の試行条件は、次の通りです。

試行条件一覧
対象契約 市所有の公共施設に係る電力契約で、低圧(動力)電力または従量電灯であるものの内、36件
  • 予定使用電力量:196,363キロワットアワー
  • 予定価格:4,977,546円(税抜き)/再エネ賦課金および燃料費調整額を除く。
契約期間 令和3年4月1日以後の最初の検針日から令和5年3月31日まで(24か月)
実施方法 株式会社エナーバンクが運営するサイト「エネオク」を利用
実施時期 オークション実施期間は【令和3年2月1日(月曜日)午前9時から令和3年2月19日(金曜日)午後5時まで】とする。
供給条件
  • 『RE100 TECHNICAL CRITERIA(詳しくは表の下のリンクをご覧ください)』の要件を満たす再生可能エネルギー電気を供給することとし、その電気は、再エネ比率100%とすること。
  • 「市場連動型」の料金体系での供給は不可とする。
その他 契約相手方に選定された小売電気事業者は、株式会社エナーバンクに対し、毎月の電気料請求額の中から一定の割合の額を、「手数料」として支払うこと。

この条件を踏まえてオークションを実施し、次のような結果を得ることができました。

オークションの結果を説明している画像 詳細は以下

オークションの結果、年間の予定価格が税抜きで約498万円であったのに対し、約468万円となる契約ができました。削減額は、年間で約30万円となります。

これに加えて、年間約20万キロワットアワーの電力を、太陽光などの再生可能エネルギー由来の電力で賄うことができるようになりました。

以上のように、今回の試行実施においては、十分な効果を得ることができたといえます。

今後は、試行結果を検証しつつ、より効果的な手法を模索し、さらなる温暖化対策の推進と、コスト削減による効率的な行政運営に取り組んでいきます。

試行に協力いただいた事業者

今回の試行では、電力のリバースオークションサービスサイト「エネオク」を運営する、株式会社エナ―バンク(東京都中央区日本橋)にご協力いただきました。

この記事に関するお問い合わせ先

福祉環境部 環境衛生課 カーボンニュートラル推進室
〒698-8650 島根県益田市常盤町1番1号
電話番号:0856-31-0698
ファックス:0856-31-1139

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