『益田市電力リバースオークション 第2弾』の実施結果について
電力契約に係る『リバースオークション』を実施しました!
益田市では、入札等により公共施設の電力コストの抑制を図っています。
令和2年度には、地方自治体としては全国で初めて、『リバースオークション方式』による電力調達を試行的に実施し、36件の電気受給契約について、電力コスト抑制と温暖化対策を同時に実現しました。
令和4年度は、『益田市電力リバースオークション 第2弾』として、原則全ての公共施設(※)の電力受給契約を対象として、リバースオークションを実施しました。
※契約期間が残っている施設、及び街路灯、防犯灯、防災無線などの設備を除く。
【リバースオークションとは?】
「競り下げ方式」と呼ばれ、参加者が1度だけ条件提示ができる通常の入札による調達方法と異なり、定められた期間内であれば、リアルタイムで他社の提示する価格を確認しながら、何度でも条件提示を行うことができるというものです。
リバースオークション第2弾の結果
第2弾の実施結果は次のとおりです。
【条件一覧】
対象契約 |
市所有の公共施設に係る電力需給契約438件(高圧34件・低圧304件) オークションは、固定単価型のみ提示可能なグループと、固定単価型・市場連動型とも提示可能なグループに分割して実施 ・年間予定使用電力量:9,337,697キロワットアワー ・予定価格:約2億9,500万円(燃料費等調整額を含み、再エネ賦課金を除く。) |
供給期間 |
令和5年4月1日以後の最初の検針日の0:00から令和6年4月1日以後の最初の検針日の前日の24:00まで(1年間) (一部、令和5年6月1日以後の最初の検針日の0:00から) |
実施方法 |
株式会社エナーバンクが運営するサイト「エネオク」を利用 |
供給条件 |
・二酸化炭素の排出量に係る調整後排出係数がゼロとなる電気を供給すること。 ・調整後排出係の算定に用いる数非化石証書は、再エネ由来のものであること。(※) |
留意事項 |
・契約相手方に選定された小売電気事業者は、株式会社エナーバンクに対し、毎月の電気料請求額の中から一定の割合の額を、「手数料」として支払うこと。 ・オークションは、経済産業省の電気・ガス価格激変緩和対策事業による値下げの適用前の額で応札し、供給に際しては、当該値下げを適用すること。 |
※ https://ghg-santeikohyo.env.go.jp/files/calc/cm_ec/2022/full.pdf
この条件を踏まえてオークションを実施し、次のような結果を得ることができました。
以上のように、電気料金が高騰している時期ではありますが、コストを抑制を図りながら、再生可能エネルギー100%の電力(RE100)の供給により二酸化炭素排出量を大幅に削減できる見通しとなりました。
今後も、効果的な手法を模索し、さらなる温暖化対策の推進と、コスト抑制による効率的な行政運営に取り組んでいきます。
今回ご協力いただいた事業者
この記事に関するお問い合わせ先
福祉環境部 環境衛生課 カーボンニュートラル推進室
〒698-8650 島根県益田市常盤町1番1号
電話番号:0856-31-0698
ファックス:0856-31-1139
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更新日:2023年05月19日