インフルエンザに注意しましょう

更新日:2025年10月10日

インフルエンザは、毎年流行を繰り返し、健康に大きな影響を与える我が国最大の感染症の一つです。学校や施設での集団感染の可能性もあり、発生の予防とまん延の防止が重要です。

※R7年もすでに島根県内でインフルエンザの流行入りが発表されました。

主な症状、感染経路

症状

38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感等の症状が比較的急速に現れます。併せて、のどの痛み、鼻水、咳などの症状も見られます。子どもは稀に急性脳症を発症することがあり、高齢者や免疫力の低下している方は肺炎を伴うこともあります。

感染経路

・飛沫感染…感染している人の咳やくしゃみを吸い込むことによる感染。

・接触感染…感染している人の唾液や鼻水が手から手へ、もしくはドアノブやつり革などを介して手に付着することによる感染。

感染しないために

流行している時期あるいは地域では人混みに行かないことが感染予防の基本です。その他にも、手洗いやマスクの着用、換気などが効果的です。

手洗い

手洗いはこまめに行い、石けんを使って指の間や手首も洗いましょう。洗った後は清潔なタオルで拭きましょう。

マスクの着用などによる咳エチケット

外出時は咳やくしゃみを吸い込むリスクも高まるため、医療機関や施設など人が多い場所へ行くときはマスクの着用を推奨します。

換気

インフルエンザ流行時期は寒い時期であり、換気を怠りやすいので意識して換気を実施しましょう。対角線上にあるドアや窓を2カ所開放するのが効果的です。また、短時間に窓を全開にするよりも一方向の窓を少しだけ開けて常時換気を確保する方が室温変化を抑えることができます。

感染を広げないために

発熱などの風邪症状がある場合は、無理せず自宅で安静に過ごし、かかりつけ医等の医療機関に早めに相談しましょう。

一般的に、インフルエンザ発症前日から発症後3~7日間は鼻や喉からウイルスを排出するといわれています。このため、ウイルスを排出している間は外出を控える必要があります。排出の期間も個人差はありますが、咳やくしゃみ等の症状が続いている場合にはマスクの着用等、周囲の人へうつさない配慮をしましょう。

感染後の異常行動に対する留意

インフルエンザに感染した場合、抗インフルエンザウイルス薬の服用の有無や種類にかかわらず異常行動が報告されています。転落等の事故に至るおそれのある重度の異常行動については、就学以降の小児・未成年の男性が多く、発熱から2日以内に発現することが多いです。保護者等は少なくとも発熱から2日間は転落等の事故に対する防止策をとりましょう。

異常行動の例

突然立ち上がって部屋から出ようとする

興奮して窓を開け、ベランダに出て飛び降りようとする

変なことを言い出し、泣きながら部屋の中を動き回る

転落等の事故に対する防止策の例

玄関やすべての部屋の窓の施錠を確実に行う

ベランダに面していない部屋、窓に格子のある部屋で寝かせる

可能な限り1階で寝かせる

この記事に関するお問い合わせ先

福祉環境部 健康増進課
〒698-0024 島根県益田市駅前町17番1号 益田駅前ビルEAGA2階 市立保健センター内
電話番号:0856-31-0214
ファックス:0856-23-7134

お問い合わせフォーム