国内外で麻しん(はしか)が増えています

更新日:2025年03月28日

現在、海外において麻しん(はしか)の流行が報告されており、国内においても報告数が増加しています。

主な症状、感染経路

症状

・カタル期

38~39℃の発熱、咳、鼻汁、くしゃみ、結膜充血、めやにといった症状から始まります。症状は4~5日続き、この時期が最も感染力が強いです。

・発しん期

口の中の粘膜に白いぶつぶつが現れ、一時的に37℃台くらいに下がりますがその期間は短く、ほとんどの人が翌日から首筋や顔に発しん(赤いぶつぶつ)が出始めます。熱は再び39~40℃台の高熱が3~4日続き、発しんは1~2日のうちに胸、腹、背中、手足へと広がります。

・回復期

熱が下がり、発しんも消退します。発熱から7~9日で治癒します。

感染経路

空気感染、飛沫感染、接触感染にて感染し、ヒトからヒトへ感染が伝播します。感染力が非常に強く、免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症します。

感染しないために

感染力が強く、空気感染もするので手洗い、マスクのみでは予防できません。麻しん(はしか)の予防接種が最も有効です。麻しん(はしか)の定期予防接種を受けていない方、過去に麻しん(はしか)にかかったことがない方は任意での予防接種も可能です。また、海外渡航の際や流行地域へ行く際にも予防接種を検討しましょう。

海外へ渡航される方へ

渡航前の注意事項

・ウェブサイト等を参考にして、渡航先の麻しんの流行状況を確認しましょう。

・ご自身の過去の麻しんに対する予防接種歴、罹患歴を確認しましょう。

・過去に定期接種を実施していない場合は、渡航前に予防接種を受けることを検討しましょう。

・罹患歴、ワクチン接種歴が分からない場合は、抗体検査を受けることを検討しましょう。

 

麻しん流行地域への渡航後の注意事項

・渡航後の2週間は麻しん発症の可能性があるため、健康状態に注意しましょう。

・症状が見られた場合は、医療機関を受診しましょう。また、受診時には、医療機関に対して事前に、麻しんの流行地域に渡航していたことを伝えましょう。

・医療機関を受診する際には医療機関の指示に従うとともに、可能な限り公共交通機関を用いることなく受診しましょう。

参考:島根県ホームページ

参考:厚生労働省 ホームページ

この記事に関するお問い合わせ先

福祉環境部 健康増進課
〒698-0024 島根県益田市駅前町17番1号 益田駅前ビルEAGA2階 市立保健センター内
電話番号:0856-31-0214
ファックス:0856-23-7134

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