腸管出血性大腸菌(O157など)による食中毒に注意しましょう!

更新日:2023年08月07日

令和5年5月29日以降、島根県東部を中心に腸管出血性大腸菌感染症の患者が8件発生しています。

これから本格的な夏を迎え、気温の上昇とともに、最近の繁殖が活発になります。

食品の調理や製造に携わる方はもちろん、家庭でも食中毒に注意しましょう。

腸管出血性大腸菌

腸管出血性大腸菌は主に牛などの反芻動物の腸管内に生息することが知られています。

また、菌に汚染された食品の不十分な加熱や、菌に汚染された器具等による食品の2次汚染により、

食中毒を引き起こすこともあります。

75℃で1分間以上の加熱で死滅します。

汚染されやすいのは食肉類(牛肉、牛レバー刺し、ハンバーグ、牛角切りステーキ、牛タタキ、

ローストビーフなど)ですが、それ以外にもあらゆる食品や水が原因となる可能性があります。

症状

潜伏期間:3~8日

激しい腹痛、血の混じった下痢、腎臓や脳に障害をきたすこともあります

 

下痢や腹痛など体調が悪い場合は医療機関を受診しましょう。その際は、食事の内容などを医師に

お伝えください。また、食中毒の原因となるため、調理をすることは控えましょう。

予防方法

食中毒予防の3原則

1.調理前に必ず手洗い(菌をつけない)

2.生鮮食品はすぐに冷蔵庫へ(増やさない)

3.食材は中心までよく加熱(やっつける)

 

その他に以下の点にも気を付けましょう。

  • 肉や魚の汁が野菜など生で食べるものに付かないようにする
  • 焼肉などをする場合には、生肉に触れる箸と食べる箸を使い分けるようにする

詳しくは、厚生労働省ホームページ、島根県薬事衛生課のホームページをご覧ください。

≪厚生労働省≫

http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/daichoukin.html

≪島根県薬事衛生課≫

http://www.pref.shimane.lg.jp/life/syoku/anzen/chuudoku/O157.html