『古代文化研究』31号に櫛代賀姫神社の神像についての論文と都茂島山八幡宮の大般若経についての論文が掲載されています

更新日:2023年04月27日

島根県古代文化センターから『古代文化研究』31号が刊行され、益田市の文化財に関する論文2編が掲載されています。

濱田恒志・中司健一「益田市・櫛代賀姫神社の神像について」は、題名どおり櫛代賀姫神社の神像の、文化財としての価値と歴史的な背景についての論文です。新たに紹介される神像3躯(関連する従来から知られていた彫刻が2躯ある)は、11世紀後半から12世紀前半頃の作と推定され、「同時期の中央作例と遜色ないどころか、それを凌駕する存在感を示す」ととても高く評価されています。神像の写真は禁転載のため、掲載できませんが、とても立派なものです。

鳥谷芳雄「益田市都茂八幡宮所蔵の中世大般若経について」は、益田市美都町都茂の都茂島山八幡宮が所蔵する益田市指定文化財「紙本墨書大般若経」についての論文で、その詳細をはじめて明らかにしたものです。

『古代文化研究』31号は益田市立図書館や益田市文化財課でご覧いただけます。令和5年6月頃、各都道府県立図書館や島根県内の主要な図書館にも発送される予定です。

ぜひご覧ください。

『古代文化研究』31号

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歴史文化研究センター
〒698-0033 島根県益田市元町11番26号
電話番号:0856-31-0623
ファックス:0856-31-0641​​​​​​​

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