サン電子工業株式会社益田工場

サン電子工業株式会社益田工場は、1969年益田市横田町の旧豊田小学校を利用し、大宮電機株式会社益田工場として操業しました。当初、従業員110名でアルミ電解コンデンサの生産を開始され、以来益田工場では品質の向上を図り、雇用の拡大など圏域経済にもおおきく影響を与え、地域に根ざした工場として邁進してまいりました。1988年社名を「サン電子工業株式会社」に変更、1999年には業界初のチップ型アルミ電解コンデンサ超低背品〔高さ寸法3.9ミリメートル〕を、同年12月には同品〔高さ3.25ミリメートル〕の生産を開始されました。その後、2001年8月に「石見臨空ファクトリーパーク」へ新築移転され、同年QS-9000に基づくISO-9001も認証取得しました。
 製品はISO-9001の取得にも見られるように国際的にも高い品質の維持を認められ、国内はもとより海外にも広く送り出されています。近年、欧米の大手自動車メーカーからの需要の増加もあり、従来にも増して、品質の維持向上を最優先に生産活動が行われています。また、同社は環境保全を重点課題の一つに位置づけ、全工場が「国際環境規格ISO-14001 認証」を取得（益田工場は1998年に取得）されるなど地域環境との融和を図っています。今後も世界に向け、ますますの技術革新を図ってまいります。

(注釈) QS-9000：アメリカの大手自動車メーカー3社が取引前提として設けた「品質向上」「予防体制の確立」に関する要求項目が250にのぼる厳しい品質システム
(注釈) ISO：国際標準機構（ISO）の定める国際標準規格ISO-9001（製造から付帯サービスの範囲に適用されるもの）を認証取得