故 田原正居氏に「益田市名誉市民称号」を贈呈

田原氏は、昭和35年8月、益田市議会議員に初当選以来、26年余りの間、益田市議会副議長をはじめ文教厚生常任委員会委員長等の要職を歴任し、地方自治の振興に寄与された。

とくに益田市のスポーツをはじめとする文教厚生面の充実に熱心に取り組み、益田運動公園の整備など益田市の教育文化・スポーツの振興に尽力された。

また、空港や新幹線への連絡が悪く、全国の高速交通網の利便を享受することが難しい状況であった益田市において、行政と住民が一体となった空港建設促進運動を強力に推し進め、平成5年7月の「萩・石見空港」開港を実現された。

この他にも市議会議員時代には、国道9号、国道191号の整備促進、昭和58年7月に県西部を襲った未曽有の豪雨による災害復旧の早期実現など、地域の発展と市民の安全・安心を守るための施設整備に対して多大な貢献をされた。

平成3年4月からは島根県議会議員として、5期20年にわたり県政に参与し、県議会議長時代には、県土の均衡ある発展のためには、県東西間及び全国からのアクセスを向上させる高速道路・航空路の確保が必要との認識から、山陰自動車道の早期全線開通の実現に向けて力を注がれた。

さらに、地方分権の進展や行政課題の多様化・広域化、厳しい財政状況の下、島根県とともに市町村合併の取り組みを支援し、足腰の強い市町村を目指した新しい街づくりへの取り組みが進展するなど、多大な功績を残された。