みんなで取り組む「益田市版SDGs」
令和3年度から令和12年度までを期間とする「第6次益田市総合振興計画」で、まちの将来像『ひとが育ち 輝くまち 益田』を実現し、持続可能な益田市を築くために「益田市版SDGs」を設定しました。
「益田市版SDGs」はどんなもの?
SDGsってなに?
世界の様々な問題を2030 年までに解決するための、世界共通の目標です
2015年9月の国連サミットで、2015年から2030年までの長期的な開発の指針として、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択されました。この文書の中核となる「持続可能な開発目標」を、SDGs(Sustainable Development Goals、エスディージーズ)と呼んでいます。
SDGsは、17の目標(ゴール)とそれに紐づく169のターゲット(具体目標)で構成されており、貧困や飢餓、教育、ジェンダー、エネルギー、経済成長、気候変動、平和など、世界が抱える様々な問題を包括的に盛り込んでいます。地球上の「誰一人取り残さない」ことを理念とした、世界共通の目標です。
我が国では、平成28年(2016年)5月に、内閣総理大臣を本部長とする「持続可能な開発目標(SDGs)推進本部」を設置し、同年12月に、「持続可能な開発目標(SDGs)実施指針」を決定するとともに、SDGs未来都市を選定し、自治体レベルでのSDGsの普及・推進を図っています。
どうして益田市でSDGsに取り組むの?
SDGsの達成に向けた取組を行うことで、「誰一人取り残さない」持続可能な益田市を目指します
益田市では、令和2年(2020年)3月に、「豊かで活力ある持続可能なまちづくりの実現」を目標に「益田市協働のまちづくり推進条例」を制定しました。
この条例は、行政はもちろん、地域住民や地域自治組織、事業者など、多様な主体が共通の目的を達成するために、互いを尊重し、対等の立場で協力し、ともに取り組むことを規定しています。
地域の課題が複雑化する今、いろいろな立場の人が「協働」して課題解決に取り組むことで、益田市民の「誰一人取り残さない」持続可能な益田市を築くことが必要です。
この考え方は、国連のSDGsの考え方と共通するものといえます。
益田市で何ができるの?
益田市の地域課題を踏まえて設定した「益田市版SDGs」の達成を目指すことで、国連のSDGs達成に貢献します
国連のSDGsは国際レベルの大きな目標であり、17の目標だけをみても、益田市で何ができるのか、イメージしにくいと感じる人が多いのではないでしょうか。
そこで、国連の目指す「誰一人取り残さない」という基本理念と17の目標の方向性を継承しつつ、本市の地域課題を踏まえた「益田市版SDGs」を設定することとしました。
国連が決定したSDGsには、17の目標を達成するための169のターゲットがあり、国際社会で具体的にどのような取組が必要かを示しています。本市においては、これらのターゲットを踏まえて、第6次総合振興計画で掲げるまちの将来像『ひとが育ち 輝くまち 益田』の達成と、本市が抱える課題の解決に向けて必要なことを、「益田市版SDGs」に置き換えて表現しました。
まずは本市にとって身近な目標(=「益田市版SDGs」)の達成を目指すことで、その先の国際社会の目標(=国連のSDGs)達成に貢献できると考え、今後10年間で市民と行政が協働で目指すべき17の目標を設定しています。
益田市版SDGs
国連SDGs | 益田市版SDGs | 益田市版SDGs アイコン |
解説 |
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(1)地域共生社会を実現しよう 一人ひとりが抱える問題に寄り添い、市民みんなで地域共生社会を実現するまち |
子どもと杖を持った人を描いています。 子ども、高齢者、障がい者などが誰も置き去りにされず、みんなで支え合って生活ができる社会をイメージしています。 |
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(2)地産地消でより豊かな生活を 地産地消により、生活の質が向上するまち |
本市の主要な特産品である、メロン、トマト、ぶどうを描いています。 益田で採れた地のものを益田で消費すること(地産地消)、また必要な人に行き渡ることで、生活がより豊かになることをイメージしています。 |
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(3)心身の健康と安心できる生活をみんなに 生涯を通じて心身ともに健康で、子どもから高齢者まで安心して生活ができるまち |
サイクリングを楽しむ市民と、犬と一緒に散歩をする市民を描いています。 日々の健康づくり活動と、必要な医療を受けられる環境づくりを進めることで、市民がサイクリングや散歩などを楽しむことができている様子をイメージしています。 |
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(4)子どもも大人も一緒に成長しよう 地域の中で子どもたちの「生きる力」を育み、大人も一緒に成長できるまち |
大人と子どもが向き合って対話をしている様子を描いています。 学校の中だけでなく、地域に出て「ひと・もの・こと」に触れる活動をすることで、子どもたちの育ちが豊かになり、またそういった活動を通して大人も同時に成長できる様子をイメージしています。 |
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(5)「自分らしく」を尊重しよう 性差に関わらず、誰もが自分らしく生活できるまち |
市民がお互いに向き合い、その間に市の花である水仙を描いています。 益田を象徴する「益田らしい」もののひとつである水仙を、イラストの中心に置くことで、市民一人ひとりがお互いの「自分らしさ」を認め合う様子をイメージしています。 |
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(6)豊かな水辺環境を守ろう 高津川を始めとした美しい水辺環境がいつまでも残るまち |
高津川を描いています。 高津川に代表される、豊かで美しい水辺環境が将来にわたって維持されている様子をイメージしています。 |
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(7)自然を活かしたエネルギーでクリーンなまちに バイオマスなどの自然を活かしたエネルギーが供給できるまち |
木の葉と電気(カミナリマーク)を描いています。 本市の豊かな自然環境を活かし、木質バイオマスを始めとするバイオマス発電などの自然エネルギーが供給されているクリーンなまちをイメージしています。 |
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(8)「このまちで働きたい」をかなえよう 地域を支える産業が安定して営まれ、「このまちで働きたい」をかなえるまち |
やりがいを持って生き生きと働く人を描いています。 やりがいを持って仕事に取り組む様子を描くことで、その姿を見た子どもたちが将来地元で働きたいと思える、またその希望がかなえられるまちをイメージしています。 |
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(9)時代に適応した産業・通信基盤をつくろう 先端技術を活用し、新たな時代に適応できる産業基盤や通信基盤が整備されたまち |
電気自動車(左)とパソコン(右)が通信をしている様子を描いています。 地域課題の解決のために、今後ますます重要となってくるAIやIoTなどの先端技術を活用している様子を描くことで、その基礎となる産業基盤や通信基盤が整備されているまちをイメージしています。 |
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(10)平等なまちを実現しよう 互いの人権を尊重し、誰もが暮らしやすい社会が実現するまち |
天秤とその上に座る市民の姿を描いています。 天秤が釣り合うことで「平等」を表現し、市民みんながお互いの人権を尊重し合うまちをイメージしています。 |
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(11)魅力ある地域の暮らしをいつまでも 地域の魅力を活かし、安心して住み続けられるまち |
山、川、民家を描いています。 自然や文化などの各地域の魅力を市民が感じ、活かしながら、「いつまでもこのまちに住み続けたい」と思える、またその希望がかなえられるまちをイメージしています。 |
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(12)資源ロスの少ないまちに 限りある資源を有効に活用した、ロスの少ないまち |
手の上に土壌を載せ、資源が循環する様子を描いています。 「もの」をつくる側の人も、つかう側の人も、資源のロス(無駄)を意識して行動することで、限りある資源の循環が実現する様子をイメージしています。 |
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(13)自然災害に強くしなやかなまちに 平時から自然災害に備え、災害が起こっても強くしなやかに対応できるまち |
土木学会選奨土木遺産に認定されている高角橋と、高津川を描いています。 明治25年(1892年)に木造の橋が架けられて以降、洪水による流出を幾度も経験し、昭和17年(1942年)に今の姿の高角橋が建築されました。高角橋に象徴されるような、災害に対して強くしなやかに対応し、まちなみや景観が次の世代に受け継がれていくまちをイメージしています。 |
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(14)豊かな日本海を守ろう 美しい日本海と、その恵みを活かした水産業が受け継がれるまち |
砂浜(左)にハマグリ、日本海(右)にイカを描いています。 砂浜と日本海の美しさを守り、そこで採れる海の恵みを活かした水産業も次の世代に受け継いでいくことで、益田における「海の豊かさ」を守ることにつながることをイメージしています。 |
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(15)豊かな森林と美しい田畑を守ろう 豊かな森林・美しい田畑の景観と、その恵みを活かした農林業が受け継がれるまち |
益田の森林と田畑を描いています。 市域の8割以上を占める森林と、田畑の美しい景観を維持するため、農林業を次の世代に受け継ぎ、森林や田畑の恵みを活かしていくことが、益田における「陸の豊かさ」を守ることにつながることをイメージしています。 |
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(16)公平・公正と安心・安全をみんなに 公平・公正で開かれた行政運営のもと、誰もが安心・安全を感じられるまち |
ハートの中に益田市章を描いています。 市民が安心・安全を感じられるイメージをハートに込めました。益田市章と組み合わせることで、行政などの公共機関が市民に対して説明責任を果たし、また市民の活動を支援することによって市民の安心・安全を守り、大切にする様子をイメージしています。 |
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(17)協働で目標や課題に取り組もう 市民みんなの協働により、あらゆる目標や課題に取り組むまち |
益田市域図とその中で市民が握手をする様子を描いています。 地域のあらゆる目標や課題に対して、すべての市民が対等な立場で、互いに手を取り合って取り組む様子をイメージしています。 |
「益田市版SDGs」アイコン使用ガイドライン
「益田市版SDGs」の趣旨に賛同し、目標実現のために関連した活動を行う場合には「益田市版SDGs」の画像アイコンを使用することができます。アイコンの使用を希望される方は、「益田市版SDGs」アイコン使用ガイドラインに基づき、「益田市版SDGs」アイコン使用ガイドライン使用申請書を益田市政策企画局政策企画課宛にメールで提出してください。益田市がアイコンの使用を認めた場合、画像データを提供します。
この記事に関するお問い合わせ先
政策企画局 政策企画課
〒698-8650 島根県益田市常盤町1番1号
電話番号:0856-31-0121
ファックス:0856-23-7708
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更新日:2021年12月29日