益田市長寿命化修繕計画(市道橋梁・市道トンネル・道路付属物・市道舗装)

更新日:2023年05月06日

橋梁・トンネル・道路附属物・市道舗装長寿命化修繕計画について

老朽化した橋梁の長受命化修繕工事を行っている様子の飯田吊橋の写真

益田市における社会インフラ施設のメンテナンス状況として、全国平均と概ね同様な数値となっています。高度経済成長に伴い供用開始した施設が多く、主には1970年以降に建設されています。

今後、建設後50年を迎える施設が急激に増加し、経年劣化の進度において、潜伏期から進展機へと変化する時期が重なります。

このことは、社会インフラ施設の更新や大規模な修繕が同時期に訪れることを意味し、莫大な財政支出を伴うこととなります。

このような状況の中、益田市において、平成26年度より点検を実施し、社会インフラ施設の安全な利用を継続するために長期的な計画を平成28年度に策定し、財政支出の抑制と平準化を図っています。

この度、更なる財政支出の抑制と平準化を図るべく計画を改定し、新技術の導入と施設の集約化に取り組んでまいります。

片田原トンネル

【市道概要】

市道路線数

1,651 路線

市道路線延長

929 km

橋梁数

658 橋

トンネル数

3 トンネル

道路付属物(道路照明)

212 基

(R5.3 現在)

老朽化対策の実施

 各個別施設計画において、健全度3.又は4.と判定された橋梁及びトンネルについて適切な対策・対応を講じ、長寿命化を行います。

  • 健全度4.と判定された橋梁及びトンネルについては、直ちに第三者被害の防止措置を行い各個別施設計画に基づき、老朽化対策工事を行います。

橋梁

橋梁の吊橋吊柵の断面が減少している様子の写真

吊橋吊柵の断面減少

橋梁のコンクリート桁の耐荷力減少している様子の写真

鉄筋腐食によるコンクリート桁の耐荷力減少

橋梁の鉄筋がコンクリートから露出している様子の写真

鉄筋腐食による表面への露出

橋梁の鉄筋部分が腐食し、穴が空いている様子の写真

主桁腐食

メンテナンスサイクル及び維持管理の基本的な考え方

  • 橋梁:各橋5年に1度を基本として近接目視点検を実施します。
    • 部材ごとの状態を近距離より診断し、橋梁毎の健全度を診断します。
    • 健全度は1.(健全),2.(予防保全段階),3.(早期措置段階),4.(緊急措置段階)の4段階に区分されます。
  • トンネル:各トンネル5年に1度を基本として、近接目視点検を実施します。
    • トンネル全延長に対して近距離より状況観察及び、覆工表面の打音検査により診断し、トンネル毎の健全度を診断します。
    • 健全度は1.(健全),2.(予防保全段階),3.(早期措置段階),4.(緊急措置段階)の4段階に区分されます。
  • 実施した点検結果を「益田市道路構造物及び付属物健全度判定委員会」において、点検者による健全度判定に不備がないか、また他事例との整合性はどうか等各委員が説明を聞き、最終的な判定区分を決定します。
    • 判定会で調査不足、判定結果に不備があると認められた場合は、現地調査を再度実施し、あらためて判定会にて審議を行います。
  • 健全度の確定した橋梁及びトンネルから随時「橋梁個別施設計画」、「トンネル個別施設計画」の見直し(フォローアップ)を行います。
    • 作成されている各個別施設計画を最新情報とすることで全橋梁又は全トンネルの中での順位付けを行い、老朽化対策を立案します。
  • 照明施設:小規模附属物点検要領に基づき、点検を実施します。また、ナトリウム灯や水銀灯などの灯具については、耐用年数の長さやライフサイクルコストが期待されるLED照明等への更新を優先的に実施します。
  • 舗装:路面性状調査等の診断結果や通行車両、歩行者への影響を鑑みながら適切に措置します。
  • 点検による更新や舗装修繕の結果にあわせ「道路附属物施設計画」「道路舗装修繕計画」の見直し(フォローアップ)をおこないます。

この記事に関するお問い合わせ先

建設部 土木課 維持管理室
〒698-8650 島根県益田市常盤町1番1号
電話番号:0856-31-0366
ファックス:0856-22-2299

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