益田市内山城ラリー第2回「高津城跡をめぐる」を開催しました!
益田市内山城ラリー第2回として「高津城跡をめぐる」を開催しました。
高津城は、鎌倉幕府滅亡時に十か国の軍勢を率いて長門探題を滅ぼし、建武政権下で石見国の守護を務めるなど活躍した高津氏の本拠であり、南北朝の内乱や応仁・文明の乱の際に激しい争奪の舞台となった山城です。
高津城は多くの山城がそうであるように、関ケ原の合戦後に廃城となったと思われますが、延宝9年(1681)に柿本神社が城跡に移され、現在は(高津)柿本神社として多くの方が参詣されています。
神社の建造物は曲輪跡を利用して建てられており、曲輪や堀切の痕跡が随所にあり、境内からの眺望も往時を体感することができます。
今回は、50名の参加があり、高津長幸顕彰碑や高津柿本神社の楼門および拝殿・本殿を経て、高津城の本丸跡や堀切跡をまわり、神社北側に残る長門道(長門国へと至る道)を通り、高津氏の館跡推定地や大元神社を見学しました。
地元の方も、かつて山城があったことは知らなかったという方も多く、地域の歴史を発見する機会となりました。
また、高津の歴史と文化を考える会および高津公民館からのご提案で、万葉公園のやすらぎの家で今川焼を食べたり、高津川リバービアさん、SAUNA BREEZEさんの協賛により、それぞれ大ビールやサウナ代を割引いただいたりといったお楽しみもありました。ありがとうございました。
次回は8月25日(日曜日)午前の東仙道地区の「四ッ山歴史ウォーキング」です。詳細は追ってお知らせします。
また、美濃地区の美濃地城跡(桜田城跡)でもイベントが企画されています。こちらも詳細が決まり次第お知らせいたします。
高津の歴史と文化を考える会の林克典(かつふみ)会長による開会挨拶
高津の歴史と文化を考える会の大畑幸治さんによる高津柿本神社楼門の解説

高津の歴史と文化を考える会の安野正起さんによる高津柿本神社の解説

高津城本丸跡での解説
(高津)大元神社での解説

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更新日:2024年06月12日