『市内石造物調査概報1―福王寺境内及びその周辺の石造物調査―』

更新日:2024年02月06日

中世の港町の遺跡として国史跡に指定されている中須東原遺跡(なかずひがしはらいせき。中須町)に隣接する福王寺(ふくおうじ)やその周辺には、花崗岩製の石造十三重塔(せきぞうじゅうさんじゅうとう。島根県指定文化財)や大型の五輪塔(ごりんとう)、若狭の日引石(ひびきいし)製の宝篋印塔(ほうきょういんとう)や小型板碑(いたび)、石見銀山(いわみぎんざん)近くの福光石(ふくみついし)製の宝篋印塔などが多く存在し、中須東原遺跡の成立の背景となった日本海交易の様相を伝えています。
これらの石造物について調査した成果をまとめました。
 

『市内石造物調査概報1―福王寺境内及びその周辺の石造物調査―』表紙

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