『益田市内石造物調査概報4―須子町屋加田遺跡付近および飯田町の石造物群―』

更新日:2024年02月06日

須子町(すこちょう)には平安末から中世(13~15世紀後半)のものと考えられる遺物が出土した屋加田(やかた)遺跡があります。14世紀の文献に見える「須子村内田屋敷」(すこむらうちだやしき)に関わる遺構の可能性があり、注目されています。そして、この遺跡の近くに石造物群があり、やはり須子村内田屋敷や屋加田遺跡に関わるものの可能性があります。
また、須子町の西隣に位置する飯田町(いいだちょう)は、高津川が本流と旧本流である派川(はせん)・白上川(しらがみがわ)に分かれ、再び合流する間に位置しており、高津川流通上重要な位置を占めていたと考えられています。この飯田町にのこる石造物についても紹介します。

『益田市内石造物調査概報―須子町屋加田遺跡付近および飯田町の石造物群―』