アイルランドパラリンピック自転車競技選手団事前キャンプについて

益田市は、アイルランドオリンピック委員会及びアイルランド自転車競技連盟との協議の結果、アイルランドパラリンピック自転車競技選手団の事前キャンプについては、予定通り受入れることで合意しました。

• パラリンピック選手は、コンディションの調整により一層の配慮が必要であり、事前キャンプが非常に重要であるため
• 新型コロナウイルス感染症の新規感染者数が減少し（直近1週間の新規感染者数ゼロ）、ワクチン接種についても一定の方向性が示せるようになったため
• アイルランド選手団にチームドクターが帯同することで地域医療に掛かる負担が軽減できるため
• アイルランド選手団（選手団及びスタッフ）は全員ワクチン接種を受けて益田入りするため
• 東京大会における国の受入れ基準の強化により、選手団への更なる厳格な行動制限と、感染防止対策が示されたため

 東京パラリンピック競技大会の事前キャンプ実施についてアイルランド側と合意した。

 この決定の背景として、市内感染が現在のところ非常に落ち着いていることと、ワクチン接種についても65歳以上の一般の接種が始まるととともに、64歳以下についてもクーポン発送と接種開始の目途が立ち、今後早いペースで接種を進めていくことができる見通しとなったことが挙げられる。このことに対し、市民の皆様のご協力と医療機関等関係者のご努力に心から感謝する。

 また、障がい者スポーツ団体、自転車関連団体とも意見交換し、パラリンピックの事前キャンプについてはぜひ実施してほしいというご意見をいただいた。6月議会初日には全ての議員と執行部側の出席者が緑のポロシャツを着用して臨んだ。キャンプ誘致に関わってくださった方々の深い思い入れに接し、改めてこれまでの多くの方々のご協力とご努力を結実させたいという思いを強くした。

 更には、世界屈指の実力を持つパラサイクリストを擁するアイルランドチームが、益田市での事前キャンプで万全の準備と最高のコンディションを整えた上で大会に臨み、必ず世界一を取りに行くという強い決意を感じた。私としては、益田市の受入れ態勢に対する信頼と期待に応えなければならないという思い、そしてアイルランドの皆さんと一緒に必ず金メダルを取るという思いでいっぱいだ。

 今回のパラリンピック選手団の事前キャンプ受入れの決定は、新型コロナウイルス感染防止対策を緩めるものでは決してない。反対に、アイルランドの選手や関係者に安心して益田市に来ていただくためにも、また、通常よりも緊迫した環境下でのキャンプ受入れを成功させるためにも、市民の皆様には引き続き感染防止対策の徹底についてご理解とご協力をお願いしたい。

（選手団）

• 全員ワクチンを接種して入国
• 入国時及び事前キャンプ期間中は毎日PCR検査を実施
• マスク着用（自転車乗車時を除く）、手指消毒、3密回避等の実施
• 行動範囲ルール等の徹底
  選手団が行動できる範囲は、ホテル・食事会場・練習ルート（一般公道を利用）・トレーニングスペースに限定し、市民との接触を避けるよう動線を分離する。
  • 外出は原則禁止
  • ホテルは一般客との接触を避けるためフロア又はフロアの一部を貸切
  • 食事会場は貸切利用
  • ホテル・食事会場・トレーニングスペースは同施設内に設置（ホテル内の食事スペースは利用しない）
  • 買い物・洗濯等は地元スタッフが代行
• 航空機での移動時、機内において一定区間の座席をおさえて、他の乗客と分離した形で搭乗
• 航空機を除く公共交通機関は利用せず、移動は貸切バス等を利用

（対応スタッフ）

• マスク着用、手指消毒、3密回避等の実施
• 国の基準に基づき、PCR検査を実施して対応

平成30年

2月
アイルランド自転車競技連盟関係者による益田市視察

5月
市長によるアイルランド訪問

8月
アイルランドのホストタウンに登録

11月
アイルランドU23選手によるトレーニングキャンプの受入れ
アイルランド自転車競技連盟と東京大会の事前キャンプ受入れに関する基本合意

令和元年

7月
東京大会テストイベント前の事前キャンプの受入れ

9月
アイルランド自転車競技連盟と東京大会前の事前キャンプ受入れに関する覚書の締結

10月
アイルランドの共生社会ホストタウンに登録
アイルランドパラリンピック選手団によるトレーニングキャンプの受入れ

令和3年

2月
アイルランド自転車競技連盟と1年延期となった東京大会前の事前キャンプ受入れに関する覚書の再締結

令和3年

5月
アイルランドオリンピック自転車競技選手団の事前キャンプ実施の中止について双方合意

益田市はアイルランドのホストタウンです。みんなでアイルランド自転車競技選手団を応援しよう！