益田市スマート・ヘルスケア推進事業「参加者のつどい2023」を開催しました!

更新日:2024年06月24日

この集いは、「益田市スマート・ヘルスケア推進事業」へ参加されている皆さまからの希望を受け、今回初めて開催するに至りました。

 

開催日

令和5年12月9日(土曜日)

場所

益田市人権センター

参加者

55名(関係機関含む) ※益田市スマート・ヘルスケア推進事業参加者対象

 

第1部 講演会

「スマートに100歳を超えましょう」

講師:公益社団法人益田市医師会 会長 / 医療法人たいじん堂 理事長 松本 祐二 氏

(講演内容)

地域別の寿命格差は縮小してきている。しかし、健康寿命は地域格差がある。血圧の管理はとても大切です。このスマート・ヘルスケア推進事業を益田市で行うことはとても価値があること。平均寿命は延び、100歳まで生きる時代になっている。自分の健康や生活習慣に気をつけることで、加齢に伴い病気や障がいがあっても心豊かに益田市で生活することができる。

松本先生
松本先生講演

「益田研究参加者の集い 益田研究報告」

講師:岡山大学学術研究院 医歯薬学域 公衆衛生学 教授 神田 秀幸 氏

(講演内容)

IOTを活用した家庭血圧の管理により、長期データの蓄積による研究の結果を学会発表している。この益田研究より、「家庭血圧に与える測定室温・外気温の影響について」岡山大学絹田皆子助教が学会発表し受賞した。

今後について、ナトカリ比の結果をみると、9月に高くなる傾向があり、東北地方(仙台市)よりも高い結果が出ていることから、この謎を解明していきたいと考えている。特に働き盛りの健康づくり世代にもっとこの事業へ参加をしてほしい。

神田先生
神田先生講演

第2部 参加者意見交換

登壇者

益田市医師会会長 松本 祐二 氏

岡山大学 神田 秀幸 氏

岡山大学 絹田 皆子 氏

オムロンヘルスケア株式会社 木下 広幸 氏

意見交換

(参加者意見)

お礼になると思うが、この事業を通して、脳ドックの結果、尿中ナトカリ計等事細かく測定し、丁寧に結果を返却していただいた。こういうことがなかったら、一体自分は、今どうなっているのか?この事業のおかげで、自分の生活、特に歩数や食事を意識することが出来た。ありがとうございました。

(岡山大学 絹田助教から回答)

尿中ナトカリ比を下げる食事のポイントは、減塩とカリウム摂取を積極的に増やすことが大切ですが、カリウムの積極的摂取が見落とされがちではないかということがわかってきました。普段の食事に野菜・果物をちょい足しすることを伝えていきたい。

(参加者意見)

益田研究は、参加者500人と少ない。福岡県久山町データは、全国的なデータで活用されているが、益田研究の信頼性はどうなのか

(益田市医師会会長 松本祐二氏から回答)

福岡県久山町データよりも益田研究は、定期的にほぼ毎日血圧を測定する研究なので、当初は、2,000人を目標にしていた。せめて、1,000人の参加が必要。現在、この事業を経験したという人が、700人を超えた位。日本でも貴重な研究のため、是非とも沢山の方へ参加いただきたい。

意見交換1
意見交換2
みなさまのご意見をお聞かせください(健康増進課)
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