企画展「中世益田の至宝展―古文書・出土品―」と関連行事(令和7年度)
中世に益田を、近世に須佐を治めた益田家―その所蔵していた美術品・文化財のいくつかは重要文化財にも指定され、中世の益田をテーマとしたストーリーが日本遺産に認定されるなど高く評価されています。
これらの美術品や文化財の伝来を追う共同研究の成果を公開する島根県・益田市・萩市三者連携の企画展を開催しました。
また、会期中には各種関連行事を開催しました。
その様子を紹介します。
企画展「中世益田の至宝展―古文書・出土品―」
益田市立歴史文化交流館では、中世の益田氏の活躍と交易による繁栄を古文書と出土品により紹介しました。1,096人の来場がありました。
会期:令和7年4月26日(土曜日)から6月16日(月曜日)まで
休館日:毎週火曜日(4月29日、5月6日は開館)、4月30日、5月7日
会場:歴史文化交流館展示ルーム(益田市本町7番2号)
主催:益田市教育委員会
後援:島根県立石見美術館、島根県教育委員会、萩市
観覧料:一般200円(160円)/高校生以下無料。( )内は20名以上団体料金

(チラシ表)中世益田の至宝展

(チラシ裏)中世益田の至宝展
中世益田の至宝展のチラシのPDFデータはこちらからダウンロードできます。 (PDFファイル: 1.4MB)

益田市指定文化財「大内政弘書状」(益田市教育委員会所蔵。寄贈:村上万理)

中須東原遺跡・中須西原遺跡出土品(撮影:杉本和樹)

しばいっぬの見学の様子

出土品展示の様子
同時開催の企画展:島根県立石見美術館の「石見の祈りと美―未来へつなぐ中世の宝―」
会期:令和7年4月26日(土曜日)から6月16日(月曜日)まで
前期展示:4月26日から5月19日(月曜日)まで
後期展示:5月20日(水曜日)から6月16日まで
休館日:毎週火曜日(4月29日、5月6日は開館)、4月30日、5月7日
会場:島根県立石見美術館展示室D(島根県益田市有明町5番15号)
主催:島根県立石見美術館、しまね文化振興財団、山陰中央新報社、TSKさんいん中央テレビ
協力:東京大学史料編纂所、益田市、萩市
当日券:一般1,300円(1,050円)、大学生600円(450円)( )内は20名以上の団体料金
前日券:一般1,100円、大学生500円
島根県立石見美術館の企画展「石見の祈りと美―未来へつなぐ中世の宝―」の詳細はこちらのページをご覧ください(島根県立石見美術館のページが別ウインドウで開きます。)

(チラシ)島根県立石見美術館の「石見の祈りと美―未来へつなぐ中世の宝―」(表)

(チラシ)島根県立石見美術館の「石見の祈りと美―未来へつなぐ中世の宝―」(裏)
同時開催の企画展:萩市立須佐歴史民俗資料館の企画展「国境(くにざかい)を越えた益田家―石見からの移封―」
会期:令和7年4月26日土曜日から6月16日月曜日まで
休館日:毎週月曜日(5月5日、6月16日は開館)、4月30日、5月7日
会場:萩市立須佐歴史民俗資料館「みこと館」
主催:萩市

(チラシ表)萩市立須佐歴史民俗資料館の企画展「国境を越えた益田家」

(チラシ裏)萩市立須佐歴史民俗資料館の企画展「国境を越えた益田家」
まわって集めよう!益田氏の武将カード
「中世益田の至宝展」の期間中、益田市と萩市須佐の益田氏ゆかりの寺院や文化施設で益田氏の武将カードを配布しました。
詳しくはこちら↓。
まわって集めよう!益田氏の武将カード(「石見の祈りと美」編)
関連イベントも盛りだくさんでした。
シンポジウム1「益田家の至宝とその伝来」
シンポジウム「益田家の至宝とその伝来」開催の様子はこちらをご覧ください。
シンポジウム2「近世益田家と須佐の歴史文化~萩藩石見境の実相~」
日時:令和7年5月11日日曜日13時30分~
会場:萩市須佐文化センター(萩市大字須佐4570-1)
主催:萩市
来場者:約250名

萩市の田中文夫市長のあいさつ

ディスカッションの様子
MASUDA石見神楽WEEK前夜祭
1374年の創建以来、益田の歴史を見守ってきた、中世の益田を象徴するような寺院である萬福寺を会場に、宴や石見神楽公演を開催しました。
(1)萬福寺の宴(雪舟庭園ライトアップ×中世の食)
史跡及び名勝で伝雪舟作の萬福寺庭園を鑑賞しながら、1568年に益田氏が毛利氏に振舞った料理をもとにした「サムライ御膳」を味わいました。日没後には庭園のライトアップも行われました。
日時:令和7年5月10日土曜日18時から19時まで
場所:萬福寺
主催:一般社団法人益田市観光協会
参加料:5,000円(税込)
参加者:18名

萬福寺の宴の会場の様子

サムライ御膳(益田氏が毛利氏に振舞った料理をもとにしています)

益田「中世の食」再現プロジェクトの岩井氏による解説

萬福寺庭園のライトアップ
(2)石見神楽萬福寺本堂公演
重要文化財にも指定されている萬福寺本堂にて、日本遺産コラボとして石見神楽公演を開催しました。
650年以上の歴史を誇る本堂にて石見神楽が舞われました。「岩戸」「大蛇」の2演目でした。いつもとは違う会場での大迫力の公演でした。
日時:令和7年5月10日土曜日19時30分から21時まで
場所:萬福寺本堂
出演:津田神楽社中
主催:益田市石見神楽公演事業実行委員会、益田の歴史文化を活かした観光拠点づくり実行委員会
参加者:75名
MASUDA石見神楽WEEK 前夜祭(益田市観光協会のページが別ウインドウで開きます)

益田市石見神楽神和会の藤原会長のあいさつ

津田神楽社中の佐々木会長のあいさつ

会場全体の様子

「岩戸」公演の様子1

「岩戸」公演の様子2

「岩戸」公演の様子3

「大蛇」公演の様子1

「大蛇」公演の様子2

「大蛇」公演の様子3

一般社団法人MASUDAカグラボの神田代表のあいさつ
雪舟庭園で抹茶を味わう
史跡及び名勝にして伝雪舟作の庭園を鑑賞しながら、お茶席、お琴、お花のおもてなしを行いました。
中世を五感で味わえる貴重な体験でした。
日時:令和7年5月25日日曜日(裏千家、福寿会、池坊石見支部)、6月1日日曜日(上田宗箇流、せせらぎ会、池坊石州支部)、いずれも10時から14時まで(先着順)
場所:萬福寺
参加料:1,000円(税込)
主催:益田市文化協会日本遺産おもてなしの会
参加者:155名

益田家の家紋の入った幔幕

池坊石州支部による迎え花

お琴によるおもてなし(せせらぎ会)

萬福寺庭園とお茶席(上田宗箇流)
甲冑武者によるPRについて
甲冑武者による「中世益田の至宝展」や関連行事のPRの様子はこちらをご覧ください。
益田氏の歴史&ゆかりの地の日本酒を味わう会
益田氏の歴史をたどりつつ、ゆかりの地の日本酒と料理を味わいました。
中世益田の歴史と各地の美酒・美食に酔いしれる一日でした。
日時:令和7年6月7日土曜日12時から15時まで
場所:酒場ノンぺ(益田市駅前町21-15)
参加費 :3,000円(税込)
主催:酒場のんぺ、益田「中世の食」再現プロジェクト
参加者:12名

解説の様子

お酒とお料理(宗像市の伊豆本店のMONOGATARI純米吟醸と山田製麺の麺を使ったしじみパスタ)
柴犬のお出迎え+しばいっぬ
益田市は柴犬のルーツ「石号」のふるさと!
柴犬たちと柴犬のゆるキャラ「しばいっぬ」がお出迎えしました。
日時:令和7年6月7日土曜日、15日日曜日 15時から15時30分まで
場所:益田市立歴史文化交流館「れきしーな」
主催:柴田健治氏

しばいっぬと柴犬のお出迎え
ナビゲーターまちあるきイベント
熟練のガイド付きで中世益田をめぐりました。
(1)「難攻不落の山城益田氏の七尾城跡めぐりの旅」
日時:令和7年6月8日日曜日9時30分から12時まで
(2)「海洋領主益田氏と雪舟に出会う旅」
日時:令和7年6月14日土曜日 1回目9時30分から、2回目13時30分から(各2時間程度)
以下は(1)(2)共通
集合場所:益田市立歴史文化交流館「れきしーな」
参加料:990円(税込)
主催:一般社団法人益田市観光協会
ギャラリートーク
「中世益田の至宝展」をわかりやすく、詳しく解説しました。
日時:令和7年4月26日土曜日、5月25日日曜日、いずれも10時からと14時から
場所:益田市立歴史文化交流館「れきしーな」
この記事に関するお問い合わせ先
教育委員会 文化振興課
〒698-0033 島根県益田市元町11番26号
電話番号:0856-31-0623
ファックス:0856-31-0641
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更新日:2025年07月28日